火星を飛んだNASAのヘリコプターはLinuxで動いていた

mkdir や touch のようなコマンド。これと同じ Linux の世界が、地球から2億km以上離れた火星でも動いていました。
2021年、NASAの火星ヘリコプター「Ingenuity」は、地球以外の惑星で動力飛行をした史上初の機体になりました。その機体を制御していたのは Linux です。人類が火星で初めて動かした Linux でした。地球のサーバーと同じ Linux が、別の惑星の空を飛んだのです。
火星との通信には片道で数分から20分以上かかります。その場で操縦することはできないので、飛び方をあらかじめ命令にまとめて送り、機体が自分で飛びます。地球から遠く離れた場所ほど、正確に書いた命令を、そのとおりに実行することが何より大事になります。
