- という記号に込められた意味

cd - では「さっきいた場所」。cat - では「標準入力から読め」。ls -a の -a はオプションフラグ。同じ記号なのに、3つの異なる役割。
これは設計のいい加減さではなく、Unixの哲学です。1打鍵が貴重だった時代に、冗長な構文を用意する余裕はなかった。だから先人たちは、少ない文字に最大限の意味を詰め込んだ。 かつて辞書でいちばん多くの意味(400以上)を持っていた英単語 "set" に似ています。シンプルな言葉ほど、文脈で意味が変わる。
1文字に複数の意味。それがUnixの詩学です。
