clone すると、歴史ごと手元に来る

ファイルの「コピー」は中身だけを複製しますが、git clone はコミット履歴をまるごと持つ複製を作ります。ほかのブランチもリモートの記録として届き、取得元も覚えている。ファイルの中身だけでなく、ここまでの歴史ごと手元に来るのです。
クローンした瞬間から、そのリポジトリは元と対等な存在です。サーバーが「本体」で手元が「コピー」という関係ではなく、どちらも同じ情報を持つ独立したリポジトリ。ネットが繋がらない場所でもログを見たりブランチを切ったりできますし、仮に元のリポジトリが消えても手元のコードと履歴はそのまま残ります。
普段使っているGoogle DocsやNotionは、オーナーがファイルを完全に削除すれば、全員がアクセスを失います。Gitはそうならない。それが「分散型」バージョン管理と呼ばれるゆえんです。
