Ctrl+a は、もう埋まっていた

一つの口を、二つが取り合っている
一つの口を、二つが取り合っている

tmux の設定ファイルで、プレフィックスを Ctrl+b から Ctrl+a に変える人がいます。なぜ Ctrl+a なのでしょう。

その指が GNU Screen で覚えたものだからです。Screen のプレフィックスは Ctrl+a でした。 ただし Ctrl+a は、シェルでは行頭へ移動するキーでもあります。取られるので、Screen では行頭へ行くのに Ctrl+a のあと a を押して、本物の Ctrl+a をシェルに届けます。

tmux の Ctrl+b も空いていたわけではありません。シェルでは 1 文字戻るキーで、こちらは矢印キーで代えが利きます。 tmux で Ctrl+b を 2 回押すと 1 文字戻れるのは、取られたキーを取り返す仕掛けです。

どのキーを選んでも、何かは取られます。選ぶとは、何を取り返せるかを選ぶことです。