そのサーバーは、あなたが打った瞬間に生まれた

誰もいない部屋で、仕事だけが続いている
誰もいない部屋で、仕事だけが続いている

tmux でビルドを走らせたまま離れても、tmux ls で見れば残っていて、戻ればそのまま続きが見られる。 離れているあいだ、そのビルドを動かし続けているのは誰でしょう。

tmux のサーバーです。ただし、その言葉から思い浮かぶものとは違います。 常駐していません。最初に tmux と打った瞬間に生まれ、セッションがひとつも無くなると自分で終わります。tmux ls が no server running と答えるのは、その状態です。 ネットワークにも出ません。つなぎ先は /tmp の下に作られた、本人しか読めないディレクトリの中の 1 個のファイルです。

画面を閉じても仕事が止まらないのは、その仕事が最初から画面を見ていないからです。預けた先は、この小さなサーバーでした。

サーバーと呼ぶけれど、遠くの機械ではありません。あなたのために立ち、誰もいなくなれば畳まれます。